2024/10/17

これから家を建てることを検討している、快適で健康的な住まいを求める方へ。
高気密・高断熱住宅のメリットは理解しているものの、湿気や結露、シックハウス症候群などの問題が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、通気断熱WB工法が、快適な室温を保ち、湿気や臭いを抑え、健康的な暮らしを実現するための優れた方法であることを解説していきます。

通気断熱WB工法とは？

WB工法は、「WBREATH（ダブルブレス）」の略で、家そのものが呼吸するように設計された、通気性と断熱性を兼ね備えた画期的な工法です。

1: 「家の呼吸」

気温の変化で反応する形状記憶合金を使った仕組みで、壁の中の空気をコントロールします。
夏は、壁の中の空気を流して室内の空気を快適に保ち、冬は、外の空気を遮断し、気密性と断熱性を上げることで、室内の熱を逃がしにくくします。

2: 「壁面の呼吸」

伝統的な土壁が持つ湿気を通す作用を応用し、季節に応じて、家そのものが呼吸する仕組みを開発しました。
室内の化学物質や臭いを、屋外に排出するしくみです。
湿度があがりにくいので、カビの抑制にも効果を発揮します。

WB工法を採用した住宅は、これらの機能性を保持しているため、高気密・高断熱住宅でありながらも、換気性能が高く不要な空気や湿気を室外に逃がせます。
高気密・高断熱住宅は、快適な室温を維持しやすいというメリットがある反面、密閉された空間になることから、有害物質の蓄積によるシックハウス症候群の危険性増大、結露などによるカビの発生などの問題が指摘されています。
WB工法は、人が呼吸するように、家そのものが呼吸することで、こういった問題を解決しています。

WB工法を採用するメリットとは？

WB工法は、省エネ性向上による節電効果、シックハウス症候群の予防、湿気や臭いの抑制、年中快適な室温の維持など、様々なメリットがあり、健康的な暮らしをサポートします。

1: 省エネ性アップで節電効果が期待できる

WB工法は、形状記憶合金を採用した通気口と壁の中の通気層によって、高い気密性・断熱性を実現します。
夏は通気口が開いて湿気や熱気を室外に逃がし、冬の寒さを防ぎます。
冬は通気口が閉じて室内の暖気を逃がさず、寒気を遮断します。
これらの機能により、冷暖房の使用量を抑え、省エネ性向上による節電効果が期待できます。

2: 健康的な暮らしをサポートできる

WB工法は通気性・透過性が高い壁を採用しており、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を湿気と一緒に室外に放出できます。
そもそもWB工法は、シックハウス症候群対策のために開発された工法で、健康的な暮らしを求める方に最適です。
湿気を壁から除湿できるため、カビやダニの発生を抑制して健康被害を予防できます。

3: 湿気や臭いがこもらない

WB工法で建設した家は、壁の中に設置した通気層から湿気や臭いを室外に逃します。
空気を密閉せず家が呼吸するWB工法では、室内に湿気や臭いを留めずに綺麗な空気を循環させることが可能です。
そのため、料理やペットの臭いに悩まされることなく、嫌な臭いや湿気を軽減してクリーンな生活ができます。

4: 年中快適な室温で生活できる

WB工法は、夏は涼しく冬は暖かい、快適な室温を維持できます。
WB工法は、壁の中に通気層を設けることで、夏は外の熱気を遮断し、冬は室内の暖気を逃がさないように設計されています。
そのため、一年を通して快適な室温を維持でき、冷暖房の使用量を減らせます。

まとめ

WB工法は、通気性と断熱性を兼ね備えた画期的な工法であり、省エネ性、健康面、快適性など様々なメリットがあります。
湿気や臭いを抑え、快適な室温を維持することで、健康的な暮らしを実現できるWB工法は、快適で健康的な住まいを求める方にとって最適な選択肢と言えるでしょう。