2023/10/13

WB工法についてご存じでしょうか？
聞いたことはあっても、実際にどんなものかわからない人も多いはず。
そこで、今回はWB工法の仕組みやメリットについて解説します。
WB工法が気になっている方、一年中快適に過ごせる家を作りたい方、必見です。

□WB工法の仕組み

WB工法は「ダブルブレス」を意味していて、夏は涼しく、冬は暖かく一年中快適な室内を実現するための工法です。
家全体を二重の通気層で包み、自動開閉装置と室内循環装置を使って家全体を通気断熱します。
自動開閉装置は形状記憶合金を使用し、屋根部と床下、壁内部に設置してあり、室内には手動で開閉できるものが一つ設置されています。
これは、夏の暑さで形状記憶合金が縮んで開き、冬の寒さで伸びて閉まる仕組みになっています。

また、室内に溜まった湿気や有害物質は、第二通気層に流れ、空気が循環することで室外に排出される仕組みです。
つまり、室内と壁の間の二つの通気層によって空気を循環させ、室内を快適な温度になるよう調節しているのです。

□WB工法のメリット

仕組みがわかったところで、実際にどんなメリットがあるのでしょうか。
メリットをいくつかご紹介します。

＊省エネ効果がある

WB工法を取り入れることで、壁の中に空気を通して湿気を排出します。
そのため、夏は室内の湿度が高くならず、上昇気流によって無駄な熱が排出され、冷房に使う電力を節約できます。
また、冬は開口部を閉じ暖かい空気を外に逃がさない仕組みになっているため、断熱性が確保され暖房に使う電力を抑えられるのです。
このように、一年を通して快適に過ごせることで、エアコンの無駄遣いを避け省エネに繋がります。

＊健康に効果がある

建材や家具からは発がん性物質の「ホルムアルデヒド」が出ており、これはシックハウス症候群を引き起こす原因となります。
WB工法を取り入れることで、機械で換気しなくても湿気と共にホルムアルデヒドが外に排出されるため、お子様からお年寄りまで安心して暮らせます。
高気密・高断熱だと、ホルムアルデヒドが室内にこもりやすくなるため濃度が下がらず、シックハウス症候群が発症する可能性は高まります。
WB工法で簡単に安全な暮らしを手に入れましょう。

＊湿気やニオイがこもらない

WB工法を取り入れることで空気が密閉されないため、家自体が呼吸しているような状態になっています。
そのため、湿気と室内の匂いが壁を通して屋外に排出されるのです。
ペットの匂いや有害な物質もしっかりと外に出され、匂いや湿気が気にならないでしょう。

□まとめ

今回は、WB工法の仕組みやメリットについてご紹介しました。
小さなお子様がいたり、ペットを買っていたりする場合は特におすすめの工法です。
そして、何よりも一年中快適に過ごせることは、家族にとって非常に重要なことです。
WB工法を取り入れたい方や、もっと詳しく知りたい方は、お気軽に当社にお問い合わせください。