2026/01/24
リビングの一角に、段差を設けた小上がり和室。
畳の心地よさや落ち着きを暮らしに取り入れたいと考える方にとって、魅力的な選択肢の一つです。
空間に広がりをもたらしつつ、多様な使い方ができる小上がり和室は、現代の住まいにおいて、その存在感を増しています。
どのように暮らしを豊かにしてくれるのか、その利点と効果を探ります。
小上がり和室の利点は何か
収納スペースが増える
小上がり部分の床下空間を有効活用し、引き出し収納や扉付きの収納スペースを設けることができます。
これにより、リビング周りの雑物や季節家電、寝具などをすっきりと片付けることが可能になります。
例えば、子供のおもちゃや絵本、季節ごとに使う扇風機やストーブといった季節家電、来客用の布団や座布団などを、生活感を出さずに隠して収納できます。
引き出し式だけでなく、扉を開けて使うタイプや、あえてオープンにして飾り棚のように使うことも可能です。
このように、デッドスペースになりがちな床下を機能的な収納空間へと変えることで、リビング全体をより広く、すっきりと見せることができます。
造作で設けることで、空間にぴったり収まるオーダーメイドの収納を実現できる点も魅力です。
段差でくつろぎやすくなる
段差に腰掛けることで、リビングにいる家族と目線の高さを合わせやすく、コミュニケーションを取りながらリラックスできます。
また、畳に直接座るよりも立ち座りが楽になり、高齢の方やお子さんにとっても負担が軽減されます。
例えば、リビングでくつろぐ家族と会話をしたい時、小上がりの段差に腰掛けることで、床に座るよりも自然な高さで目線が合い、会話が弾みやすくなります。
お子さんの宿題を見てあげたり、一緒にテレビを眺めたりする際にも、一体感が生まれるでしょう。
また、畳に直接座ろうとすると膝への負担が気になる方や、立ち上がる際に手助けが必要な方にとっても、段差があることで楽に立ち座りができます。
これは、祖父母のような高齢者の方だけでなく、小さなお子さんにとっても安全で快適な点と言えます。
畳の柔らかな感触と、腰掛けやすい適度な高さが、心地よいリラックスタイムをサポートします。
空間に立体感が生まれる
リビングの一角に段差のある和室を設けることで、空間に高低差が生まれ、奥行きやメリハリが生まれます。
これにより、単調になりがちな空間が立体的で、おしゃれな印象になります。
床面からの高低差は、視覚的なアクセントとなり、部屋全体に奥行きと広がりを感じさせます。
リビングの広々とした空間に、落ち着いた雰囲気の和のコーナーが区切られることで、空間にメリハリが生まれ、単調さを解消してくれます。
天井高や窓の配置などを考慮して小上がりをデザインすることで、さらに空間演出の効果を高めることも可能です。
モダンなインテリアにも自然に馴染む和のテイストは、洗練された印象を与え、住まい全体のデザイン性を向上させる効果も期待できます。

小上がり和室で得られる効果とは
ホコリが入りにくく清潔に保てる
床面よりも一段高くなっているため、リビングの床に落ちたホコリやゴミが畳の上に直接入り込みにくくなります。
これにより、畳を清潔に保ちやすく、掃除の手間も軽減される効果が期待できます。
床面から約20~40cm程度高くなった小上がりは、床を舞うホコリやハウスダストが畳の上に直接積もるのを物理的に防ぐ役割を果たします。
特に、リビングで過ごす時間が長いご家族にとって、畳の上を清潔に保ちやすいというのは衛生面で大きなメリットです。
掃除機をかける際も、段差があることで床との段差が明確になり、掃除機が畳の縁に当たりにくく、スムーズに作業ができる場合もあります。
また、定期的な拭き掃除なども、床面との区別がつきやすいため、効率的に行えるでしょう。
空気清浄機などと併用することで、より快適な室内環境を維持しやすくなります。
日常使いしやすい空間になる
単なる客間としてだけでなく、リビングの延長として気軽に使える空間になります。
疲れた時に横になったり、読書をしたり、お子さんの遊び場にしたりと、日々の暮らしの中で多様なシーンで活躍します。
また、一段高いため、床に直接寝転がるような感覚になりにくく、リラックスしやすいのも特徴です。
小上がり和室は、来客時だけ使う特別な部屋ではなく、日々の生活に溶け込む多機能なスペースとして活躍します。
例えば、リビングで過ごす延長として、ちょっとしたワークスペースにしたり、趣味に没頭するプライベート空間にしたりと、使い方は自由自在です。
疲れた時に畳の上でゆったりと横になったり、お気に入りの本を読んだりするリラックス空間としても最適です。
柔らかな畳の感触は、床に直接寝転がるのとはまた違った、心地よい安らぎを与えてくれます。
お子さんにとっては、囲まれた空間が秘密基地のようで、安心して遊べる場所になるでしょう。
リビングと一体感を持ちつつも、程よく空間が区切られることで、家族それぞれの時間を豊かに過ごすための、心地よい「余白」を提供してくれます。

まとめ
小上がり和室は、収納スペースの確保、くつろぎやすさの向上、空間への立体感の創出といった利点をもたらします。
さらに、ホコリが入りにくく清潔に保ちやすい、日常的に使いやすい空間になるなど、暮らしを豊かにする様々な効果が期待できます。
リビングに心地よい和の空間を取り入れたいと考える方にとって、小上がり和室は、機能性とデザイン性を兼ね備えた魅力的な選択肢と言えるでしょう。
総じて、小上がり和室は、単に畳のスペースを設けるだけでなく、住まいの機能性や快適性を大きく向上させる可能性を秘めています。
床下収納による空間の有効活用、段差によるコミュニケーションの円滑化と身体への負担軽減、そして空間に奥行きと洗練されたデザイン性をもたらす効果は、現代の多様なライフスタイルにマッチします。
さらに、ホコリの侵入を防ぎ清潔さを保ちやすい点や、リビングの延長として気軽に多様な用途に使える点は、日々の暮らしをより豊かで快適なものにしてくれるでしょう。
限られたスペースの中でも、和の落ち着きと機能性を両立させたいと考えるなら、小上がり和室は非常に有効な選択肢となり得ます。
その設置を検討する際には、ご自身のライフスタイルや家族構成に合わせて、最適なデザインや機能を選ぶことが、より満足度の高い住まいづくりにつながります。
